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zoom RSS いつもの鉄観音茶がいつもとはちがう―哲学の始まり方

<<   作成日時 : 2013/01/17 23:54   >>

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昨日(1月16日)、マーラーカオという中国の蒸しケーキを食べ、鉄観音茶を飲んだ。茶葉を選ばずに温茶を注文すると、いつも鉄観音が出てくるから、鉄観音の香と味は分かっている。ところが、いつもの鉄観音とちがう。凍頂烏龍茶を出しがらぎりぎりまで飲んだときに鼻と口で感じる爽やかな香りと味を感じた。しかも、花の甘い香りも感じた。だから凍頂の爽やかさだけではない。

凍頂烏龍茶は台湾の凍頂山の山腹でつくられた茶葉で、味は緑茶に近いが、加熱処理の方法が日本茶とは異なるから独特の爽やかな香りがする。そんな凍頂のような爽やかさがした。でも花の甘い香りもする。緑茶に花で甘い香りをつけたような甘い香りだ。だから一瞬ジャスミンかなとも思ったぐらいだ。でもそれほど強い香りではない。ほのかな甘さだ。少しアクセントをつけるために香りづけをしたのかなとも思えた。

店のスタッフに本当に鉄観音なのか確認した。スタッフは他の客の茶を間違って出してしまったのかと思い慌てていたが、茶葉は鉄観音らしい。これでお店は安心したのだろうが、あまり鉄観音であると強調されると、私の味覚が否定されたようで面白くはない。私はいつもと違うことを喜んで報告のつもりで言ったのだが、言わなければよかったようだ。感動が半減したが、気を取り戻そう。

それにしてもいつもの鉄観音とはちがう。私の勘違いなのだろうか。それとも、私の感覚が敏感なのだろうか。どちらにしても楽しめたのだから幸運だ。

そういえば、以前にも鉄観音茶を飲んだとき、南国の果実が熟したような鳳凰単欉(鳳凰単叢)の香りを感じたことがある。中国広東省の鳳凰山で栽培されている茶葉で、独立した1本の木から採取した葉だけで製茶することから鳳凰単欉という。しかも木が異なれば、製法も異なるため、それぞれ異なる味わいで楽しい。鉄観音で、そんな奥深い鳳凰単欉のような香りを感じ、得したと喜んだことがある。このときには店のスタッフには言っていなかった。

ときによって鳳凰単欉(鳳凰単叢)、ときによって東頂のような香りと味を楽しめるなら、鉄観音茶もばかにできない。そして、今日も鉄観音茶を飲んでみた。そしたら、いつもの鉄観音茶の味だった。なんか損した気分だ。

でも、これがいつもの鉄観音なのであって、昨日がたまたま幸運だったのだろう。私の感覚が、きっと何かを拾い上げてしまったのだと思う。いつもと違うものだから、余計に強く感じてしまったのかもしれない。

いつもと同じ事の繰り返しの中で、ときどき異なることを感じると、新鮮な驚きがある。少し得した気分にもなれ、日常の生活がちょっとした非日常空間になる。いつもとちがうと感じたら、それを理屈で封じてしまうのではなく、いつもと違うと感じた感覚を大切にした方が、生活は楽しくなる。生活が楽しくなるだけではなく、何か新発見があるかもしれない。勘違いかなとは思わずに、まずは間隔を大切にしよう。


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