中央線から見えた光る東京タワー(改定)

 平日の午後15時55分に立川から上り中央線特別快速に乗り、進行方向右側のドアにもたれかかり、車窓の外を見ている。携帯電話を電車の中で使うのは好きじゃない。携帯電話では、いつものひとたち、いつもの情報源と会うばかりで、電話帳やお気に入りの範囲に留まることになる。そこには非日常性はない。それに隣に電磁波障害の人がいたら大きな迷惑をかける。
 吉祥寺を通過した薄暗い11月の16時すぎ、東南東の方向に赤く光る東京タワーを見つけた。途中遮るものは何もない。荻窪駅を通過すると再び高架になるけど、近くに行くほど視界が遮られるようになり、東京タワーは見えなくなった。
 中央線には、小学校6年生のときに毎週日曜日に四ツ谷の上智大学を間借りした中学受験進学塾に通って以来、数十年も乗っているけど、初冬の薄暗い夕方の空に、遠く光る東京タワーを見つけたのは感動だった。高校生のときに予備校に通うため、同じような時間に御茶ノ水まで中央線に乗っていたはずけど、東京タワーを見た記憶はない。ライトアップされていなかったからだろう。いつも真南に見える井の頭線沿線下高井戸のゴミ処理場のバカデカイ煙突にばかり目を奪われていた。
 明るい昼間は東京タワーはかすんで見えるだけ。なら夜ならライトアップされている東京タワーはよく見えるのかというと、そうでもない。車窓の外が暗い分、車窓に車内の様子が鏡のように車窓に映り込み、かえって東京タワーが見えなくなる。だから、ライトアップされた東京タワーを見るには、夕方の4時過ぎが一番いいのだろう。だから気づくことができたのだ。見つけたのは今月11月24日水曜日のこと。
 今日は違う時間帯に乗ったので、見つけることはできなかった。いつもの電車も違う時間に乗ると、車窓の外に新発見があるものだ。やはり自分の範囲にだけ閉じこもるのはもったいない。
 あした土曜日はめずらしく午前中から仕事がある。午前中のいつものカフェでのお茶が飲めないのが残念だ。でも、明日もいつもとちがう時間帯の中央線に乗る。

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