ピーちゃんが死んだ

13歳のセキセイインコが死んだ。
九九の2の段を話すインコだった。
私が咳をすると喜ぶインコだった。
水の音が好きなインコだった。
ひとを斜めからの視線で見るインコだった。
ひとの頭に載るのが好きなインコだった。
ワープロの上を歩くのが好きなインコだった。
スズメと一緒に庭に飛んできた黄色のインコだった。
来たときは、ようやくと飛べるようになった子供だった。
来たときは、粟稗しか食べない正統派だった。
「ピーちゃん」に反応したから、
「ピーちゃん」と名づけた。
人懐っこさが、イヌのようなインコだった。
どん太の生まれ変わりのようだった。
見かけは若かったが、老衰だった。
ここ1か月で急に弱まっていった。
昨日も、鳥の専門病院に連れて行った。
流動食をもらい、処置法も教わった。
しかし、家族みんなが寝た後に死んだ。
時間はとめられなかった。
元気なうちは、死んだら剥製にしようと言っていたが、
死んだ今は、土に埋めてあげたいと思っている。
今、妹がピーちゃんを描いている。
そういえば、今日は天皇誕生日。
私たちが忘れないように、
祝日であり続ける日に死んだのだろうか。

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