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zoom RSS 大膳大夫政経

<<   作成日時 : 2005/06/06 10:50   >>

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京極政経(1453-1508)持清三男。本名政高。六郎。従五位下大膳大夫。飛騨・出雲・隠岐守護。近江守護。長兄勝秀が没するとその嫡子・孫童子丸が京極氏家督になり、文明2年(1470)には近江守護に補任され、政経が後見となった。しかし文明3年(1471)孫童子丸が没すると、幕府は政経を京極氏家督にした。これに対して次兄黒田政光は異議を唱えて京極氏に復籍し、父持清に愛されていた末弟高清(乙童子丸、秀綱)とともに西軍に参加した。さらに豊後家と出雲家が対立していた重臣多賀氏でも、多賀高忠(豊後守)に反発した多賀清直(出雲守)・宗直父子らが西軍に走った。文明5年(1473)幕府は政経を近江守護にするものの、高清が六角氏の支援を得て優勢で、政経は北近江を維持できず近江は西軍一色になった。
 文明13年(1481)政経と高清と講和し、近江南郡は六角高頼、近江北郡は高清が抑えて、政経は分国出雲に没落した。
 幕府は、隣国近江が反幕府的な旧西軍勢力に支配されていることを喜ばず、文明17年(1485)政経の子材宗(経秀、治部少輔)を侍所頭人に補任し、さらに多賀高忠を再び所司代にして、政経・経秀父子による近江奪還を期待した。足利義尚・義稙ら将軍2代にわたる六角氏征伐(長享・延徳の乱)では、延徳2年(1490)近江守護に復帰した。
 ところが政経は国人衆による寺社本所領横領を停止できなかったばかりか、幕府奉公衆徒対立したため幕府の不信を買ってしまった。明応元年(1492)幕府は高清を京極氏家督にし、政経父子の治罰を命じた。しかし足利義稙が細川政元のクーデタで没落すると、六角高頼とともに政経も近江に復帰した。こんどは政経が六角氏に支援され、高清は舅である美濃守護代斎藤利国(妙純)と結んだ。
 明応2年(1493)高清が斎藤利国の援助を受けて北近江に進出、政経父子と高清は一進一退の抗争を繰り広げた。明応4年(1495)美濃守護土岐成頼・政房父子の対立に守護代斎藤利国と石丸利光の指導権争いがからんだ船田合戦で、六角高頼が支持した石丸派が敗北し、勝利した斎藤利国・京極高清は余勢をかって近江に進軍した。政経は緒戦で敗北して出雲に没落している。子息材宗は近江にとどまり、高清と抗争し続けた。
 永正5年(1508)10月に没するが、このとき材宗の子息吉童子丸に飛騨・出雲・隠岐守護職を譲りました(佐々木文書)。栖雲寺殿巨川宗済(京極家譜)。

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コメント(4件)

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この政経が出雲に居る文明16年に尼子経久の守護代追放が起こり、その後文明18年には経久は守護代に復帰していますが、この事件がいまいち納得いく説明ができません。『雲陽軍実記』『陰徳記』など軍記物では、尼子にかわって塩冶掃部介が守護代となり、経久はこれを襲撃して富田城主に返り咲いたということですが、ではなぜ政経はこのとき塩冶と一緒に殺されなかったのか?経久が政経に降ってふたたび守護代となったという説も聞きますが、そうなると塩冶を解任する必然性がないですね。経久追放のときは、実は高清によって追放されて、塩冶は高清の守護代だった…ということは…あるんでしょうか?
佐々木斉久
2005/08/21 15:06
軍記物は参考程度に見てください。確かなことは資料が出てこなければ言えませんし、資料があっても解釈は分かれます。おかしいなと思ったら、自分なりの作業仮説を立てて資料を読み、資料と無矛盾な仮説に仕上がったら、それを自分の説とすればいいのです。
 歴史学は、現在に残る痕跡(資料)をもとにした仮説と仮説のぶつかり合いで、確実なことは分かっていないというのが本当です。
佐々木哲
2005/08/21 15:23
早速のお返事ありがとうございます。確かに史料が出てこないとなんともいえませんね。資料探しに力を入れてみたいと思います。歴史ってどうしても点しか分からないので、うまく点と点を線で結ぶのが難しいですね。
佐々木斉久
2005/08/21 16:52
歴史学とは言っても分からないことだらけなのです。ですから学者が書いたものでも、根拠もないままに書かれているものもあります。ということは、それだけ自分も何か新しいことが言えるということです。
佐々木哲
2005/08/21 16:58

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